1974-04-27 第72回国会 衆議院 外務委員会 第21号
しかし、そうならば一そうこの協定を結ぶにあたってわが国が中国に対してとる外交的、政治的原則は、さきのハワイ会談の日米共同声明にもいわれましたように、中国やソビエトのような閉ざされたクローズドソサエティーとわれわれ自由主義国家圏の質的な相違、つまり開かれた社会と閉ざされた社会の質的な相違というものを認識し、その認識にのっとって閉ざされた社会を開いた社会にしていくという姿勢だと思います。
しかし、そうならば一そうこの協定を結ぶにあたってわが国が中国に対してとる外交的、政治的原則は、さきのハワイ会談の日米共同声明にもいわれましたように、中国やソビエトのような閉ざされたクローズドソサエティーとわれわれ自由主義国家圏の質的な相違、つまり開かれた社会と閉ざされた社会の質的な相違というものを認識し、その認識にのっとって閉ざされた社会を開いた社会にしていくという姿勢だと思います。
アメリカ当局が言っておることは、まだ何らの、米中間に政治的原則についての約束ごとを詰めてそうして訪問する、そういう状態ではない、こういうことを言っておりまするけれども、確かに私はムードは出てきていると思うのです。米中接近、それがまた極東の緩和に与える影響、確かに緊張緩和のムードというものは出てきたと思うのでありまするが、まだこのムードは固定化をしておりません。
それだけに企業側としてもたいへん迷惑な話で、これは日本の原子力産業界からも政府に対しましても詳細な要請があり、これはきわめてごもっともだと考えているわけでありますから、IAEAのいよいよ保障措置が国際的にまとまり、日本もこれに正式に参加するということになります場合には、査察を受けるほうの立場からいっても、ほんとうにこれならば協力ができるという保障を得て参加すべきものであると、私は政治的、原則的にはさように
いまの場合に、河野さんの言ったのは単なる政治的、原則的な河野さんの判断として言ったのであって、政府全体を拘束するものでないなどと言うとすれば、私はどうも、これからのいろいろな法案審議の際に、いろいろな説明や話があった程度のことでは納得するなどと言うわけにはいかない問題がたくさん起こってくるように思うのです。その場限りで、そのとき通せばいいんだということにはならないと思うのですね。